ご自宅でのカニの保存方法、取り扱い方法
余ってしまった松葉ガニの美味しさをそのまま保てる、とっておきの保存方法をご紹介します。
松葉ガニを食べきれなくて残してしまった時や、松葉ガニが余ってしまった時はどうしていますか? 余ってしまった松葉ガニを美味しさそのままに後でまた食べたいと思うあなたに、松葉ガニの美味しさをそのまま保てる、とっておきの保存方法をご紹介します。 ちょっとした保存の工夫を覚えていれば、松葉ガニを美味しい状態で再び食べる事ができます。ぜひお試し下さい。
それぞれのカニの保存方法
■生ガニ
生ガニはすぐに色が黒くなってしまいますので(※)、生ガニのまま保存しないで下さい。 余ってしまって保存しておきたい場合は、必ず茹でてから保存して下さい。
また、生ガニを食するときには、できるだけ早くお召し上がりになることをお勧めします。 鮮度の良いうちに食べた方が、より旨味を感じるからです。
※黒くなる理由は、カニの筋肉中に含まれるチロシン(アミノ酸の一種)が酵素によって酸化され,黒色のメラニン(色素)が生成されるからです。
一部業者は黒変しないよう保存料を使用している場合がありますが、弊社は保存料を一切使用しておりません。
■茹ガニ(姿)
姿のままの茹ガニの場合、ラップで2重、3重にカニを包み、ビニール袋に入れておけば、冷蔵庫なら2日間、冷凍庫なら3日間程度は、保存可能です。 尚、冷凍庫に保存する場合は、水分が抜けやすく、カニは水分が抜けるとパサパサになりますので、できるだけ密封し、水分が抜けないように気をつけて下さい。 ラップがない場合には新聞紙で代用することも可能です。 2〜3日間程度は保存可能ですが、できるだけ早くお召し上がりになる事をお勧めします。
■茹ガニ(切)
切った茹ガニの場合、茹ガニ(姿)と同様ラップで2重、3重にカニを包み、ビニール袋に入れておけば冷蔵庫なら3日間、冷凍庫なら4日間程度保存が可能です。 ラップがない場合には新聞紙で代用することも可能です。 3〜4日間程度は保存可能ですが、できるだけ早くお召し上がりになる事をお勧めします。
■冷凍ガニ
冷凍の生ガニは全部解凍せず、食べる分だけ解凍しましょう。 残りのものは、ラップや新聞紙で2重、3重に包み、ビニール袋に入れ、冷凍庫で保存しましょう。2、3週間は保存可能です。
■冷凍ガニの解凍方法
冷凍した松葉ガニの解凍方法ですが、流水を使い8分目程度に解凍しましょう。熱湯を使ったり電子レンジを使って解凍すると、味が落ちてしまうためお勧めできません。 この時、あまり長時間水にさらさないで下さい。長時間水にさらすと、松葉ガニは黒く変色する事があります。
また、解凍後、あまり時間をおき過ぎても、黒く変色する事がありますので、目安として料理をする20〜30分位前から解凍し始めるのが良いでしょう。 冷凍の生ガニをそのまま放置したり、自然解凍すると黒く変色する事がありますのでご注意下さい。解凍後の松葉ガニはその日のうちにお召し上がりになる事をお勧めします。一度解凍したカニを再度保存することはお勧めできません。